会社を立ち上げて経営者となった時、その会社を長く存続させるには心構えが必要です。従業員の問題や困難に当たった時、予め心構えを持っておけば支えとなります。どんな心構えを持っていると良いか考えてみましょう。
従業員の問題だと、人を育てるという心構えを持つと良い結果を得やすいです。従業員1人毎に能力や経験は異なり、それはそのまま生産力に直結します。人を育てれば能力や経験は増えていき、自然と生産力も向上します。仕事をしていれば自然と身につくこともありますが、意識しないと中々育たないこともあります。例えば、従業員全員に10分間タイピングをさせ、何文字打てたかテストします。このテストでは従業員のタイピング能力は勿論、誤字脱字などの正確性を知ることができます。能力の低い人は何かしら効率が悪く、アドバイスやお手本を提示することで成長する見込みがあります。仕事を早くやるように指導するよりも、出来るだけ長い目で見て人を育てていく心構えが大事です。従業員自身が成長を実感すれば仕事にやりがいが出てきますし、育ててもらった会社へ貢献しようという気持ちも強くなります。
困難に当たった時の心構えだと、従業員の力を信じる心構えがあると良いでしょう。上記の人を育てる心構えが出来ていれば、多少の困難は従業員全員の力で乗り越えることができます。しかし、困難に当たるとすぐに結果を出そうとして労働費削減やリストラといった行動に出てしまうことがあります。この行動が正解と言える場面は会社の規模や仕事内容を縮小する時に限ります。会社の規模も仕事内容も変わらず、これからも会社を存続させるなら労働費削減やリストラは将来的に見ても大きな損失になります。育てた従業員の力を信じて、生産力を向上の一手を考えるのが得策だと言えます。
経営者の心構え
